令和5年度の本会の活動を振り返りますと、「コロナを乗り越え、活動の原点を目指して」を目標にした取組がお陰様で年間計画に沿って、滞りなく全ての行事、活動等を終了することができました。
普通に展開できることの安堵感、喜びはもとより、ご参加、ご支援、ご協力頂きました会員の皆様に改めて感謝申し上げます。
本年度は、次の三点を目指しながら、魅力ある本会の活動につとめたいと思います。
一つは、本年度も年間計画をに沿った活動の充実と、スマホで受信・受信できるブログによる活動等の情報発信等で会員お一人お一人に届く会の運営を目指したいと思います。
二つは、会員の特性を生かした運営と活動です。会員数は4月1日現在、155名です。昨年度が157名でしたのでほぼ同じ会員数です。新規会員も管外の地元にお戻りの方以外は、全員ご加入頂きました。大変嬉しいことです。
ご存じのように本管内は小中学校の義務制だけでなく、元県立の校長先生方にもご加入頂いております。現在14名いらっしゃいますが、小中高の連携、繋がりと小中高の多面的かつ、多角的な視点を今以上に大切にした運営を心がけたいと思います。
三つめは連携、絆を大切にした活動です。元校長が会員の退職校長会です。現職の校長会との連携、絆を大切にすると同時に、市町村教育委員会、教育事務所、関係団体等のニーズの把握に努めながら、教育現場の応援団的な支援を目指したいと思います。
大変感動したことがありました。それは、能登半島地震義援金のお願いが県退職校長会からございました。155名の会員で8万円超(81500円)の義援金が集まりました。
8年前の熊本地震や令和2年の豪雨災害で同じつらい思い、困難を経験した熊本県、そして人吉球磨に暮らしている私たち会員だからこそ、より共感できる思いが今回の義援金に繋がったのではないかと存じます。被災地の復旧、復興を祈念しますとともに、ご賛同頂いた全会員に改めて感謝と御礼を申し上げます。
昭和47年結成から53年目を迎えた人吉球磨退職校長会、その歴史に刻まれた理念や目的を忘れず、これからも、会員の皆様の思いや志(こころざし)を大切にしながら本会の活動や取り組み等に生かして参る所存です。引き続き、ご支援、ご協力よろしくお願い申し上げます。
令和6年5月25日
人吉球磨退職校長会会長 西口詳一郎