陽光桜、学校への植樹

退職校長会

人吉球磨退職校長会では、桜の名所づくりや桜による環境づくりを計画している学校を対象に桜の苗木を無償で提供し、その活動を支援しています。

この桜苗木植樹は、児童生徒との交流を深め、 地域貢献や教育活動の支援などを目的として始まりました。

本年度は、人吉市立東間小学校に陽光桜2本を贈呈しました。

東間小学校へ陽光桜贈る

令和6年3月5日、人吉市立東間小学校に陽光桜の苗木2本を贈呈し、「未来へ羽ばたこう!東間小学校」というメッセージを添え、植樹を行いました。

桜の贈呈は、地域貢献活動の一環として取り組んでおり、東間小学校は8校目となります。また、東間小学校は令和5年度に学校創立150周年という大きな節目を迎えた学校です。

当日が雨の予報のため前日に6年生代表、校長先生はじめ学校関係者、本会員で苗木の植樹を行いました。特に児童たちは張り切って穴掘りを頑張ってくれました。

 翌日の贈呈式は体育館にて6年生全員と学校関係者、本会員6名が出席し、児童代表が進行を務めました。
 最初に渕上校長先生から「創立200周年を迎える50年後には皆さんは62歳。次の時代を切り開く役目を皆さんに託します」と挨拶されました。
 次に西口会長からはスライドを使って陽光桜の説明があり、「東間小の『出藍』の意味をしっかりと理解して卒業してほしい」と呼びかけられました。

その後、代表して、2名の児童が「これから東間小学校のみんなで大切に育てていきます。」と力強くお礼を述べました。 

最後に6年生全員で校歌を元気よく斉唱して終了しました。植樹した陽光桜には蕾が付いており、6年生が卒業式を迎える頃には美しいピンクの花を咲かせることでしょう。

これまで植樹を行った学校

あさぎり中学校へ陽光桜贈る

令和5年3月9日、 あさぎり町 あさぎり中学校に陽光桜の苗木2本を贈り、グラ ンド横に生徒と一緒に植樹しました。
これまで桜苗木の贈呈は、児童生徒との交流を盛り込んだ地域貢献活動の一環として取り組み、今 年は6年目となり、あさぎり中学校で7校目となります。

植樹は雨の予報のため前日、新生徒会役員、片山校長、他学校関係者と本会員で、穴掘りや標柱立 等を行いました。 特に生徒たちが頑張ってくれました。

贈呈式は次の3月9日に校長室にて、生徒会の進行で行いました。最初に片山校長より、「創立11 年目を迎えた本校の新しい伝統の 創造にふさわしい苗木をいただい た。」とあいさつされ、蓑毛会長からは、植樹活動や陽光桜の話があ「自然を大切にし、未来に向かって大きく羽ばたいてほしい」と呼びかけられました。

その後、生徒会会長の愛甲君が「卒業式後寂しい思いをしていたが、植樹を行い新たに頑張ろうと思った。大切にしていきます。」と力強いお礼が述べられました。

苗木にはつぼみがあり、もうすぐ 美しいピンクの花が咲くでしょう。

岩野小へ陽光桜送る

「記念樹として大きく花開いて」 児童生徒との交流を盛り込んだ 地域貢献活動の一環として令和4 年3月9日、水上村の岩野小学校 (大倉幸代校長) に陽光桜の苗木2 本を贈りました。

水上村の小中学校3校は、令和5年度に義務教育学校(9年間)がスタートします。その節目の記念植樹です。陽光桜の贈呈は、今年度で5回目で、6校に植樹しました。
贈呈式には、6年生11人と大倉 校長、担任、本会役員7人が出席し、 児童代表が進行を務めました。

大倉校長は「子どもたちがここで育っ てよかったと思えるように私たち も頑張っていく」とあいさつされ、 蓑毛会長は陽光桜の物語を説明し「身近な自然を大切にする心を育 み、大きく羽ばたいてほしい」と呼 びかけました。この後、会員が土をかけ植樹しました。

児童を代表し、成尾さんが「小学校の思い出が一つ増えてよかったです。」とお礼を述べました。

卒業式を迎えた日には、校庭に植えた陽光桜が祝 福しているかのように美しいピンクの花を咲かせていました。

復興のシンボルとなり大きく花開いて(一勝地小、渡小)

令和3年3月2日に、球磨村の一勝地小学校 (柿原校長) と 渡小学校 (犬童校長) 合同の陽光桜苗木贈呈式と植樹を一勝地小学校にて行いました。

昨年の7月豪雨で渡小学校の校舎は、甚大な被害に見舞われ、児童たちは現在、一勝地小学校の敷地内に併設された仮設校舎で、苦難を乗り越えて、学校生活を送っています。

式は両校の児童代表2名が司会 進行を務め、一勝地小渡小の6年生25名と両校ら教職員8名、本会役員8名が参加しました。

この2本の桜が復興のシンボルとなり、共に大きく花開くことを願って6年生全員が交代で土をか けました。最後に「自分たちの手で植えるとうれしい。」「きれいに桜が咲くことを願っています。」と、両校の代表がお礼の言葉を述べて終わりました。

黒肥地小へ陽光桜を送る

令和2年2月27日、多良木町の黒肥地小学校 (安達校長) に陽光桜の苗木2本を贈り、児童と一緒に植樹しました。

樹木贈呈は、地域貢献や児童生徒の交流 教育活動支援などの一 環として取り組んでおり、1年目は木上小、2年目は中原小、黒肥地小は、3年目となります。

贈呈式と植樹には、コロナ禍の中、全員がマスクを着け、卒業を間近に控えた 6年生2人と、安達校長ら教職員、本会役員7人が参加しました。

式は児童代表 が進行し、その中で、蓑毛会長は陽光桜の由来や特徴を説明し「動植物や自然を大切にする心を養ってほしい。未来へ大きく羽ばたいてください。」と呼びかけました。

陽光桜の由来は、愛媛県の青年学校の教師をしてい 高岡正明氏が、戦死した教え子たちの慰霊と世界平 和のために25年もの歳月と私財を費やして改良されたもの。寒暖に強い花は、教え子が戦死したシベリアから東南アジアまで、どこでも咲くようにとの願いが込められています。

目録贈呈の後、児童代表が、苗木にスコップで土をかけ、「陽光桜を贈呈していただきありがとうございました。 大切に育てます。」と、お礼の言葉を述べました。蕾がついていたので、美しいピンクの花が咲いたことで しょう。

中原小へ陽光桜贈る

児童生徒との交流を盛り込んだ 地域貢献活動として、平成30年2月 13日、人吉市の中原小学校 (林校長) に「陽光桜」の苗木2本を贈樹木贈呈は、地域貢献や児童生徒 との交流、教育活動の支援等を目的に昨年度から取り組んでおり、中原小は2校目の植樹となりました。

陽光桜は、愛媛県の青年学校の教師(高岡正明氏)が教え子たちを「お国のために」と戦地へ送り出し 罪の意識から、25年の歳月と私財 を費やして開発したもの。氷点下30度から摂氏40度でも開花する寒暖に強い花は、生徒が戦死したシベリアから東南アジアまでどこでも咲くようにとの願いが込められています。「平和の桜」や「桜の女王」と呼ばれています。

贈呈式には6年生5人と本会役員 7名が出席しました。濱会長は「身近な自然を大切にする心を育み、すくすくと成長して未来に羽ばたいて」と呼びかけました。

この後、児童代表が樹高約2mの 苗木2本に土を掛けて植樹。松岡君は「桜が贈られると聞いてびっくりした。きれいに育ってほしい」 山上君は「子どもの世代に自慢できるように育ってほしい。後輩たちにも中原小のように立派に大切にしてほしい」とお礼の言葉を述べました。

最後に、中原小の6年生の皆さん が、植え育てた桜によって、美しく潤いのある、後世に残る名所がつくられることを願ってやみません。

新企画 木上小へ陽光桜贈る

児童生徒との交流を盛り込んだ 地域貢献活動の第一弾として、平成30年2月24日、錦町の木上小学校 (原校長)に「陽光桜」の苗木2本を贈りました。

樹木贈呈は、活動の中で児童生 徒と直接交流を深め、地域に貢献できる活動を今年度初めて実施しました。桜の名所づくりなどに取り組む学校が対象で、木上小学校 が1校目となりました。贈呈式には5年35人と原校長ら教職員、本会役員7名が出席しました。

濱会長は「動植物や自然を大切にする心を養ってほしい。枝を広げ花を咲かせて繁栄する桜のように皆さんも未来へ大きく羽ばたいて」と目録を手渡しました。

この後、児童代表の4人が前日、仮植えされた苗木の周りに土を掛け、福本さんは「協力して大切に育てます」とお礼の言葉。澁谷さんは「あと1年で卒業ですが、大人になっても花を見に来たい」と 話していました。

陽光桜は、天城ギヨシと寒緋桜 (カンヒザクラ)との交配品種の桜で、戦時中、愛媛県の青年学校の教師をしていた高岡正明氏が、戦死した教え子たちの慰霊のために、非戦の願いを込め25年もの歳月をかけて私財をなげうって、暑さにも寒さにも強い陽光桜を作り出した新種の桜なんだそうです。

この桜は、 染井吉野よりも濃いピンクの花色でお庭でも目を惹く存在感があり、樹勢も強く、テングス病に強く丈夫で育てやすい桜です。 別名、「平和の桜」 や 「桜の女王」と呼ばれています。

最後に、木上小の5年生の皆さんが、植え育てた桜によって、 美しく潤いのある、後世に残る名所がつくられることを願ってやみません。

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