令和5年度人吉球磨日本遺産めぐり in にしき

退職校長会

平成27年(2015年)より、人吉球磨退職校長会では、日本遺産に認定された人吉球磨の寺社仏閣、史跡等を訪問して、見聞を広めるとともに、会員相互の親睦を図る目的で日本遺産めぐりを実施しています。

本年度は、錦町にある日本遺産めぐりを希望会員を募り、講師に錦町役場企画観光課の方をお招きして令和5年11月12日(日曜日) に行い、見聞を広めました。

訪問先は錦町内の「 ひみつ基地ミュージアム」、「岩城跡 (木上城) 木本神宮」、「荒田大王神社 荒田観音堂」の3カ所です。

主な日程

9:00 ~ 9:10 開会行事
9:10 ~ 9:25 ひみつ基地ミュージアム
9:25 ~ 9:35 移動

9:35 ~ 10:35 岩城 (いわんじょう) 跡、木本 (このもと) 神宮
10:35 ~ 10:40 移動

10:40 ~ 11:10 荒田大王神社 荒田観音堂
11:10 ~ 11:25 移動

11:25 ~ 11:30 閉会行事

当日の動画はこちら

参考資料(講師資料より抜粋)

日本遺産とは

日本の文化財や伝統文化を通じた地域活性化を図るためには、その歴史的経緯や、地域の風土に根ざした世代を超えて受け継がれている伝承、風習などを踏まえたストーリー下に有形・無形の文化財をパッケージ化し、これらの活用を図る中で、情報発信や人材育成伝承、環境整備などの取組を効果的に進めていくことが必要。
地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産 (Japan Heritage)」 として認定し、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取り組み。
従来は、個々の遺産を 「点」 として指定保存し、「保存」 が重視されており、地域の魅力が十分に伝わらないのが問題であった。そこで日本遺産を整備することで、点在する遺産を「面」 として活用・発信し、パッケージ化した文化財群を一体的にPRする 「活用」を重視したもので、地域のブランド化・アイデンティティの再確認を促進する。 (文化庁 「日本遺産ポータルサイト」 より )

「相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里一人吉球磨~」

人吉球磨地域は鎌倉時代から明治維新までの約700年間にわたり相良氏が統治した。この相良 700年に受け継がれた文化財や風習、地域の歴史を結びつけて紡がれた物語が、日本の文化・伝統の魅力を伝えるものとして日本遺産に認定された。
平成27年第1弾日本遺産に人吉球磨地域を含めた18地域が認定
平成29年 構成文化財4件の名称変更と16件の追加
令和 2年 構成文化財2件の追加 (全59件)

錦町の構成文化財

木本神宮(このもとじんぐう)
相良氏が滅ぼした平河氏の居城であった岩城跡に、13代長毎が市房山神宮と同体 の祭神を勧請した。

岩城跡(いわんじょうあと)
別名:木枝城(きのえじょう)。 江戸時代の 『球磨絵図』 にも記される中世山城 で、在地豪族の平河氏の居城であった。

荒田大王神社
相良氏が滅ぼした在地豪族の平河氏の霊を鎮めるために建立した神社。

荒田観音堂の釈迦如来像
相良氏入国前の在地豪族である平河氏が造立したと考えられる平安仏。

タイ捨流剣法 (たいしゃりゅうけんぽう)
戦国時代、丸目蔵人佐長恵 (まるめくらんどのすけながよし)によって創始された剣術。長恵は相良家の剣術指南役として仕え、相良家や藩士によって学ばれていった。

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